Vistaリカバリー後の更新プログラムの確認をいつまでも待ってみる

2016/04/30[公開] 2016/07/08[最終更新]

 2016年4月末の現在、windows Vista PCをリカバリーや再インストールして、SP2にしてから初回のwindowsアップデートの「更新プログラムを確認しています」が異常に時間がかかるようになったようです。以前記事にした時も時間がかかっていましたが、そこから更に待ち時間が永遠と思えるくらい伸びたようです。以前の記事はコチラ

 windows7でも同様のトラブルが発生していますが、こちらは対応策を記事にしています。Vistaでは残念ながら使えません。

2016/07/08追記:分散していたWindowsアップデート「更新プログラムの確認」が終わらない対策のまとめ記事をアップしました。最新情報はコチラをご覧ください。

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テスト環境

 家にあるVistaに戻せるPCが1台ありました。NEC VR970/MGです。Vista時代としては、当時の上位機種であるこのPCでテストしました。機種詳細はNECサイトを参照ください。

 この機種をリカバリーして、Service Pack2にして、ネット接続後IE9をインストールして再起動させると、windowsアップデートにWindows Updateエージェント7.6.7600.256が自動インストールされた状態になっています。時間が経ってスリープにならないように、電源のプロパティでスリープになるのを「なし」に設定します。ここからテスト開始です。

更新プログラムを確認していますが終わらない

 スタートメニューからWindowsアップデートを開き、「更新プログラムの確認」をクリックしたら、「更新プログラムを確認しています」の画面が長時間続きます。

 最初はHDDにアクセスが続きますが、しばらくすると静かになってしまいます。タスクマネージャーのパフォーマンスを見てもビジー状態ではなく静かです。ずっと画面の前にいるわけにはいかないので、放置しておきます。

更新プログラムの確認中でもビジー状態ではない
更新プログラムの確認中でもビジー状態ではない

一回目6時間しびれを切らす

 最初は6時間も待てば終わってるだろうと、見てみますと、まだ終わっていません。スタートメニューを押して 電源ボタンのところにも更新が来ている マークも出ていません。ここで1回電源を落としてしまいました。

いつまでも終わらない「更新を確認しています」
いつまでも終わらない「更新を確認しています」

次は13時間待ってようやく

 次はやけくそ気味にいつまでも待ってみました。13時間経って、もう無理かなと思っていたら、突然HDDのアクセスランプがカリカリカリと動き出しました。これはと思い画面を見てみると、「更新プログラムを確認しています」はまだ続いていましたが、スタートメニューを押して 電源ボタンのところに更新が来ている マークが出ていました!

 すかさず 電源ボタンを押すと、シャットダウンが始まり、「198個の更新プログラムをインストール中」になりました。

vista-update2
13時間後、スタートメニューに変化あり
ついに始まった198個の更新プログラムのインストール
ついに始まった198個の更新プログラムのインストール

その後は待つことはなく

 198個のインストールが終わると、次は21個の更新プログラム、その次は7個、最後にオプションの更新プログラム4個の「更新プログラムの確認」はすべて数分で終わりました。

 そこまでで更新プログラムが全てインストールされたようです。その後は、何度「更新プログラムの確認」を実行しても、数分で「更新プログラムはありません」となりました。

Windows Updateエージェントの更新なし

 更新プログラムを全部インストールし終わってから、C:¥Windows¥System32¥wuaueng.dllのバージョンを調べましたが、7.6.7600.256(更新日2012/06/03)のまま変化なしでした。

 現状Vistaでは、Windowsアップデートエージェントの更新は7.6.7600.256止まりのようです。

リカバリー後だけは違う

 今回は、リカバリーや再インストール直後のテストで、初回の200個近い更新プログラムの確認が異常に時間がかかる現象を試しましたが、実稼働Vistaでは、3月か4月のwindowsの更新プログラムの確認に時間がかかっているようです。

 windows7でも同様に、リカバリー直後と実稼働PCでは挙動が違うようです。この不思議な現象は謎のままです。

リカバリー後はどうすればいいのか

 Vista当時の上位機種で13時間かかるということは、実際に人のVistaパソコンをリカバリーした場合はどうするのかという問題があります。

 SP2とIE9までスタンロアロンインストールすれば、使用するのに支障はないですが、できるだけ早くwindowsの更新をしてもらいたいところです。しかし、これだけ待たされるならそこまで面倒見れないでしょう。

放置して更新されるのかテスト中

 現在、リカバリー後SP2にアップデート、IE9インストールして、Windows Updateエージェント7.6.7600.256になった状態から、何もしないで電源を入れておくだけで更新プログラムが入ってくるかテストしています。現在は17時間待っても更新は入ってきていません。これはまだまだ時間がかかるので後日追記します。(追記)19時間待って200個の更新プログラムが出てきました。

十数時間を数時間にする対応策あり

 2016年4月の更新プログラムKB3145739をオフラインでインストールすると、十数時間を数時間にできることを確認しました。異常に伸びた時間分を短縮して、数ヶ月前の待ち時間まで戻すことができます。なんとか日常使用中に更新が来てくれるであろうギリギリのところまで持っていけるようになりました。

“Vistaリカバリー後の更新プログラムの確認をいつまでも待ってみる” への4件の返信

  1. 大変助かりました。
    2016年のゴールデンウィークにVistaの再セットアップを行い、アップデートにあまりにも時間がかかるので検索したところ、こちらのサイトにたどりつき、SP1、SP2、IE9をインストール後、約24時間待って202個?の更新プログラムをインストール、その後は順調に進みました。
    こちらの記事のおかげで気長に待つことができました。ありがとうございました。

    1. 田中さん、コメントありがとうございます。
      その後、だいぶ改善するKB3145739をインストールする手順を追記しています。
      この記事が参考になり良かったです。

  2. はじめまして。NECのVISTAを使用してます。ドライブがCとDにわかれているため、一つにするべくリカバリーをしましたがうまくいかず、こちらのサイトにたどり着き、オフラインでsp1、sp2、iE9等を試しましたが、sp1以外は、インストールできませんでした。現在も挑戦中です。何か方法はあるでしょうか。時間がかかるのは仕方ないとして、動くようにできるといいと思っているのですが。

    1. 鈴木さん、SP1が成功したということは、SP2で失敗しているのでしょうか。
      一度エラーが出たら、何度同じところでやり直しても改善しない可能性が高いです。
      この場合は、もう一度リカバリーからやり直したほうが一気に成功しやすいと思います。

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