メーカー製PCでwindows10をクリーンインストールしてみた【FMVD77J】

2015/09/19[公開] 2015/12/01[最終更新]

 windows10にアップグレードしたメーカー製PCが、急に立ち上がらなくなった場合、windows10のISOファイルを使ってwindows10のクリーンインストールをするという選択肢もありますよという内容です。素のwindowsなので、メーカー製PCの場合はいろいろと制約がありますし、メーカーの推奨する方法ではないということを前置きしておきます。それでもクリーンインストールしか選択肢がなかったというケースのご紹介です。

 機種は、富士通FMV ESPRIMO DH77/J FMVD77Jです。購入時のOSはwindows8で、windows8.1→windows10とアップグレードして1ヶ月は問題なく使えていたのが、ある日からPCを起動しても修復セットアップの画面にしか行かず、修復も成功しないのでデスクトップまで起動できないトラブルでした。

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内蔵リカバリー領域が使えない

 購入時の付属品にリカバリーディスクがない機種です。なかなか自分でリカバリーディスクを作成している方は少ないのが現状です。windows10にアップグレードすると内蔵リカバリー領域から購入時状態にすることができない機種が多いのです。この機種もまさにそうでした。

 実は、windows8から8.1にした時に既にリカバリーできなくなっている機種だったりもします。メーカーの修正パッチが出ていて、内蔵HDDからリカバリー出来るようになっている機種もありますが、windowsが起動しないことには修正パッチを当てることもできません。

クリーンインストールは最後の手段

 まずは、なんとか応急措置で直らないかといろいろ試しても全滅でした。

  • スタートアップ修復→失敗
  • 以前のビルドに戻す→失敗してできない
  • システムの復元→失敗して復元不可
  • イメージでシステムを回復→イメージ未作成のため利用不可
  • スタートアップ設定→セーフモード起動→起動できず
  • このPCを初期状態に戻す(個人用ファイルを保持)→途中で進まなくなる
  • このPCを初期状態に戻す(すべて削除)→途中で進まなくなる
  • 内蔵リカバリー領域からリカバリー→トラブル解決ナビでリカバリーメニューを選択しても実行できず
  • リカバリーディスクからリカバリー→ディスク未作成

 お手上げです。Linuxで起動して個人データのバックアップを取ったので、あとはwindowsを入れなおしです。

リカバリーディスクがない場合

 こんな状況で、次の手段は以下の選択肢です。個人データのバックアップは取れている前提です。

リカバリーディスクを購入して入手

 今回のパソコンメーカーである富士通の場合は、リカバリーディスクをメーカーから購入して入手することができます。届くまで数日はかかりますが、確実に購入時に戻せる方法です。

富士通FMVサポート|リカバリディスク有償サービス

https://azby.fmworld.net/support/attachdisk/

ディスクの内容と料金

2014年5月発表モデル以降   8,100円(税込)

2014年1月・2月発表モデル以前   5,400円(税込)

 

メーカー修理に出す

 メーカーに修理に出すという方法もあります。HDDが故障している場合はこの選択肢になるでしょう。故障していなくても購入時状態にリカバリーして戻してくれるサービスもあるでしょう。ただしメーカー保証期間内でも有償の可能性があります。

 

第三の選択肢

 いままでのメーカー製PCならば、上記の2択しかない状況でしたが、windows10にアップグレードしたPCに限り第三の選択肢が増えています。

windows10をクリーンインストール

 メーカー製PCでも、windows10のISOファイルを使って、素のwindows10にクリーンインストールするという方法が出来るようになりました。

マイクロソフト|Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード

http://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO

ただし制約も多い

 素のwindowsにするのですから、メーカー製PCの場合はいろいろと不都合や制約も多いのです。これらが問題にならない使い方の場合に限り、クリーンインストールという選択が使えます。

  • 購入時に付属していたバンドルソフトが無い(筆ぐるめ・ブルーレイ再生ソフトなど)
  • メーカー製ユーティリティが無い(指紋認証、衝撃振動検知機能、バッテリー最適化など)
  • メーカー製ドライバーの一部が入らない(内蔵TV機能など)

 今回のお客様は、事務所で仕事メインのPCだったので、ネットとOfficeと別途購入されたソフトしか利用していなかったので、クリーンインストールしても大丈夫と思えるケースでした。

クリーンインストールの方法

 実際のインストール方法よりも前準備のほうが重要です。windows10といっても64bitか32bitだったのか、HomeかProのどちらだったのかによってダウンロードするISOファイルを正しく選択しないと、クリーンインストール後のライセンス認証が通らない状態になります。またダウンロードからやり直すのは大変です。

 コレに関しては前に記事にしたので、そちらもご覧ください。

windows10アップグレードISOは正しく作成する必要あり

インストール手順

 windows10のISOフィアルで作成したUSBメモリかDVDからPCを起動します。

次へをクリック
「次へ」をクリック
win10clean2
「今すぐインストール」を選択

win10clean3

 ライセンス認証のプロダクトキーは空欄のままスキップします。ここが一番のポイントです。windows10にアップグレード履歴のあるPCの場合は、インストール後最初にネット接続された時にライセンス認証がマイクロソフトが管理するライセンスキーで自動で認証が行われます。

win10clean4
「同意する」にチェックを入れて「次へ」

win10clean5

 カスタム:Windowsのみをインストールするを選択します。上のアップグレードの方はwindowsが正常起動しないと選択できません。

win10clean6

 Cドライブのパーティションをフォーマットしてから、「次へ」クリックします。フォーマットしない場合は、いわゆる上書きインストールになります。

 実は、今回は上書きインストールも試したのですが、失敗しました。

win10clean7
インストールが完了するまで、しばらく待ちます。

win10clean8

 windows10のインストールが完了しました。ネットに接続している場合は、windowsアップデート経由で追加のドライバーインストールが始まります。いくつかあった不明なドライバーがひとつずつインストールされていきます。

win10clean9

 今回のPCは不明なドライバーが無いところまで行きました。なかなかやりますね。

 このあと、Officeのセットアップ、プリンター、メール設定、セキュリティソフトインストール、バックアップデーターの戻しを実施して作業完了でした。

最後にひとこと

 今までのwindowsだと、クリーンインストールでは手動インストールをする必要があった富士通ドライバーのFUJ02B1FUJ02E3まで自動でインストールされたのには驚きました。余計な常駐ソフトもない状態になったので動作も軽くなりました。ライセンス認証も自動で通っていました。

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