ボリュームライセンス版Office Standard 2019のインストール方法が難解だった

2020/07/31[公開] 2020/08/03[最終更新]

officestandard2019

 ボリュームライセンス版 Office Standard 2019のインストール方法で苦労したので手順のご紹介です。

 個人・中小企業向けサポートをしている当方ではボリュームライセンス版Officeとは縁遠かったのですが、今はテレワーク助成金のパソコン一台10万円制限の関係で台数によってはMicrosoft Officeをボリュームライセンス版にするとワンランク上位機種にできたりするようです。

 ただし、大企業でIT管理者がいて当然なボリュームライセンス版なので、公式ドキュメントもIT管理者が読む内容になっています。

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VLSCにサインインしてプロダクトキーを調べる

 Microsoftボリュームライセンスセンター(VLSC)にサインインしてOffice Standard 2019のプロダクトキーを調べます。管理者用メールアドレスは申し込み時に登録済みのはずです。

「プロダクトキーの検索 」を選ぶ
「プロダクトキーの検索 」を選ぶ
Office Standard 2019のキーを開いてメモしておく
Office Standard 2019のキーを開いてメモしておく

必要なのはOffice Standard 2019の25桁(#####-#####-#####-#####-#####)のキーだけです。隣の「ダウンロード」から入手できるISOファイルは必要ありません。

 というのもOffice2016以前のバージョンはここでISOファイルをダウンロードしてSetup.exeを叩くだけでインストールできるようですが、Office2019に関してはWindows ServerのIISが必要と出てインストールできません。数GBもあるISOファイルをダウンロードするだけ無駄になります。

Office展開ツールをダウンロード

 インストールにはOffice展開ツールの小さなインストーラー(数MBのSetup.exe)を使います。まずはOffice展開ツールをダウンロードして実行します。

 ダウンロードした officedeploymenttool_xxxxx-xxxxx.exe ファイルを実行すると4つのファイルを任意の場所に作成します。

Continueをクリック
Continueをクリック
任意のファルダーに展開する
任意のファルダーに展開する

ここからは、デスクトップ上に「新しいフォルダー」を作成してそこにファイルを展開した例で説明を続けます。

4つのファイルが展開された
4つのファイルが展開された

configuration.xmlファイルを作成

 展開した4つのファイルと同じところに configuration.xml ファイルを作成して設置します。新規ファイルを作成しても、サンプルファイルのconfiguration-xxxxx.xmlファイルのどれかを名前を変更して編集するかして、ファイルを設置します。

configuration.xmlファイルを新規作成
configuration.xmlファイルを新規作成

 configuration.xmlファイルの上で 右クリック⇒編集 を選んでファイルの中身はこちらの内容にコピー&ペーストで入れ替えて保存します。

《コピーアンドペースト用》

<Configuration>

  <Add OfficeClientEdition="64" Channel="PerpetualVL2019">
    <Product ID="Standard2019Volume" PIDKEY="#####-#####-#####-#####-#####">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>

</Configuration>

 プロダクトキーは先ほど調べておいた実際のプロダクトキーを入力します。そのほか32bitと64bitを選択したり、日本語以外の言語を選択したりもできます。

環境にあわせて編集します。
環境にあわせて編集します。

インストール

 インストールはコマンドプロンプトで行います。(デスクトップの”新しいフォルダー”にあるsetup.exeの例です。)

コマンドプロンプト(cmd.exe)必須です。Windows PowerShellではダメでした。(追記:PowerShellでインストールする方法を教えていただいたので最後に追記しています。)

1行ずつ実行していきます。

cd %userprofile%\desktop\新しいフォルダー
setup /configure configuration.xml
インストールが始まって
インストールが始まって
Officeのダウンロードから始まる
Officeのダウンロードから始まる

 ここから先は、ほかのOfficeインストールと同じ画面になります。インストールが完了するまで待つだけです。

 インストールが完了したらWordかExcelを立ち上げるとライセンス認証の画面が始まります。正しいプロダクトキーが入っているので契約した台数まではインターネット経由でライセンス認証が通るはずです。

初回の起動でライセンス認証を行う。
初回の起動でライセンス認証を行う。

 これを契約した台数分だけ繰り返せばインストール完了です。

ダウンロード1回で節約する場合

 インターネット契約のギガ数制限がある場合や、ネット回線が遅くて毎回ダウンロードしていると時間がかかる場合など、インストールデータを先にダウンロードしておいて2台目以降はダウンロードを省略することも可能です。

1台目

 準備は同じでデスクトップ上の「新しいフォルダー」にファイルを設置した場合です。

 コマンドプロンプトでダウンロードしてから(数分~数十分かかります)、次にインストールしていきます。

cd %userprofile%\desktop\新しいフォルダー
setup /download configuration.xml

「新しいフォルダー」内に「Office」フォルダーが出来上がりそこにソースデータがダウンロードされます。

setup /configure configuration.xml

2台目以降

 1台目のデスクトップ上にある「新しいフォルダー」を2台目以降のデスクトップにコピーします。

cd %userprofile%\desktop\新しいフォルダー
setup /configure configuration.xml

 インストール画面で「Officeをダウンロード…」という画面をすっ飛ばして「Officeをインストールしています」の画面が出たらソースデータを利用している確認になります。

Windows PowerShellでインストールする場合

2020/08/03追記)コメントで教えていただいたPowerShellでインストールする方法です。Office2019ならWindows10であるはずなので、PowerShellのほうが自然です。しかも任意のフォルダーで共通の手順説明ができるので、この方法が一番簡単でした。

 Office展開ツールを入れたフォルダーをエクスプローラーで開いて、ファイル⇒Windows PowerShellを開く を選択します。

ファイルメニューを出す
ファイルメニューを出す

 PowerShellを開く、管理者として開く、どちらでもOKです。

Windows PowerShellを開く
Windows PowerShellを開く

PowerShellの画面が開いたら以下のコマンドを入れていきます。

cmd.exe
setup /configure configuration.xml

あとはインストールが終わるのを待つだけです。

 

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“ボリュームライセンス版Office Standard 2019のインストール方法が難解だった” への2件の返信

  1. インストール時にPowerShellでは実行できなかったとのことで、そのためcmd.exeを使うので目的のフォルダまでcdコマンド(cd %userprofile%\desktop\新しいフォルダー)で移動されているんだと思いますが、エクスプローラで目的のフォルダ内まで移動し、エクスプローラウインド左上のファイルメニューからPowerShellを起動し、その起動したPowerShell内でcmd.exeを起動すれば、ウインドはPowerShellのままですがcmd.exeが使用できますので移動の手間が省けます。

    ちょっとわかり辛い説明で申し訳有りません。

    1. 情報ありがとうございます。
      Windows10ならPowerShellを使う手順のほうが自然ですね。
      記事に追記させていただきました。

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