クローンディスクの消えた回復-詳細オプションの項目を reagentc.exeで復旧する

2017/10/23[公開]

 HDDコピー・クローン作成ができるソフト、例えば私がよく利用するのはEaseUS Todo Backupですが、クローンディスクやバックアップしたディスクイメージから復旧した場合に、UEFIベースPCのWindows10で、 設定アプリの 回復トラブルシューティング詳細オプションの項目から、システムの復元イメージでシステムを回復スタートアップ修復コマンドプロンプトの項目が消えて、UEFI ファームウェアの設定スタートアップ設定 の2つしか出てこなくなっている場合が多いです。

 普段の利用には支障がありませんが、何かあったときにトラブルシューティングの項目が出てこなかったり、回復ドライブを作成することもできなくなっているので困ることもあるでしょう。物理的に回復パーティションは存在しているので、reagentc.exe コマンドでWindows REイメージの場所を再登録することで直ります。

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 Windows RE の場所を再登録

 WindowsのC:やD:ドライブの後ろにある、回復パーティション内のWindows REイメージ(WinRE.wimファイル)を含むディレクトリの場所の登録が外れてしまっているのが原因のようです。

 なぜクローンコピーしたのに設定が変わってしまうのか理由はわかりませんが、UEFIのPCで起こったのでそれが関係あるでしょうか。BiosタイプのPCでは試してないので不明です。

 下図は、Windows10をクリーンインストールした場合のディスクの管理 の画面です。C:ドライブの後ろにある回復パーティションですが、隠しボリュームになっているので通常クスプローラでは表示されないパーティションです。

 機種によっては前方の回復パーティションだけしかなく、そこにWindows REイメージも入っている場合もあるようです。メーカー購入時のWindowsや、アップグレードWindows10の場合は、もっと複雑なパーティション構成になっています。

 この回復パーティションの中を開いてWinRE.wimファイルがあるか探すのは簡単ではないので、推測で回復パーティションを決め打ちして操作します。間違っていたら途中で気付くので、最初からやり直します。

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windows10クリーンインストールのパーティション状態

コマンド操作

 操作はコマンドプロンプト(管理者)か、Windows PowerShell(管理者)のどちらかで行います。 スタート ボタンを右クリックして出てきた方を利用するのが早いです。

 

 まずは、現在の情報を表示します。Windows REの状態がDisable場所が空欄になっているはずです。

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状態がDisable、場所が空欄になっている

 

 ここで、回復パーティションにドライブレターを付けるために、diskpart モードにします。

 

 PCのVolume一覧をだして、目的のパーティションのVolume番号を調べます。目安はさきほどディスクの管理で見たパーティションサイズで判断します。下図では、Volume 4ということになります。

reagentc6
サイズ容量からVolume 4 と判明

 

 Volume 4を選択して、ドライブレター r: を付けて、Diskpartモードを終了します。

 ここでアサインしたドライブレターは、PCを再起動するまで一時的に有効になっています。つまりは、作業後にドライブレターを外す必要はないです。

 

 ここで一旦ヘルプを出します。というのも、次に入力するコマンドがヘルプの一番最後の行に例として出ているからです。キーボードのCtrl+C、Ctrl+Vでコピー&ペーストして利用できます。

 

 このコマンドの処理が完了したら、パーティション選択が合っていたということです。処理が失敗する場合は、Windows REを含むパーティションではないということです。再起動してやり直します。

 

 指定したWindows RE ブート イメージを有効にします。

 

 最後に現在の状態を確認します。Windows REの状態がEnable場所にパスが入っていれば設定完了です。Enableにするのを忘れていると、再起動後に設定が元に戻ってしまうので注意です。

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状態がEnable、場所にパスが入っている

確認

 PC再起動後に、 スタート 設定 回復→PCの起動をカスタマイズする「今すぐ再起動」→トラブルシューティング詳細オプション の画面の項目が5個以上出ているか確認します。

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詳細オプションの項目が元に戻っている

 もうひとつ、Cortanaの検索欄に「回復ドライブ 」と入力して出てくる回復ドライブの作成 を開いて、USBメディアの作成準備ができるか確認します。こちらは、メーカー製PCの場合、作成できなくなっている可能性もあります。

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システムファイルを~にチェックを入れたまま次へ
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作成準備ができればOK

回復ドライブは事前作成がお勧め

 最近のWindows10搭載メーカー製PCは、この回復ドライブ作成機能でリカバリーメディアを作成するようになっているケースが多いです。クローンディスクやディスクイメージバックアップソフトを利用する場合は、事前に回復ドライブを作成しておいたほうが良いでしょう。純粋な意味で、メーカー工場出荷時に戻すことができなくなる可能性があります。

 回復ドライブがあれば、回復の詳細オプションはUSBの回復ドライブから起動して選ぶことができます。つまりは、この記事の作業は不要かもしれません。

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