Windows Liveメール2011以前のアドレス帳を直接移行する

2015/06/06[公開] 2017/03/23[最終更新]

 以前記事にしましたWindows Liveメールのアドレス帳ファイルを直接別なPCに移行する方法の具体例です。Windowsが立ち上がらなくなったPCのアドレス帳フォルダを直接吸い出して、新規PCに移行する場合に使えます。または、ものすごい数のカテゴリー分類を作ってグループ分けをしているアドレス帳を、カテゴリー分類そのまま移行する場合にも使えます。(以下Windows LiveメールをWLMと略します。)

 今回は、前記事であまり触れなかったWLM2011以前の古いバージョンのままのアドレス帳データを、現バージョンのWLM2012に直接移行する方法です。

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古いバージョンのContactsフォルダーをバックアップ

 隠し属性のフォルダーも表示する設定にして

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live\Contacts

  このContactsフォルダーをバックアップします。Contactsフォルダーの中のDefaultフォルダーの中に15.4フォルダーしかなければ古いバージョンのWLMということになります。(15.5と両方ある場合は現バージョンにバージョンアップ済みです。)

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WLM2011以前のフォルダー構成

WLMインストール前に配置しておく

 旧バージョンのアドレス帳データの場合、確実に復元できる方法はこれです。すでにWLMを利用しているPCだと難しいので、新規windows8.1のPCに復元する方法です。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\

 ここにWindows Liveフォルダーは存在していないはずなので「Windows Live」という名前の新規フォルダーを作成して、その下にバックアップしたContactsフォルダーをコピーして配置します。

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WLMインストール前にバックアップを元の場所に配置しておく。

WLM2012をインストール

 MicrosoftのサイトからWindows Essentialsをダウンロードしてインストールします。WLMを立ち上げると、アドレス帳が入っていれば成功です。

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アドレス帳がそのまま移行されているはずです。

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 Contacts-Defaultフォルダの中に15.5というフォルダーが生成されているはずです。

すでにWLMを利用しているPCの場合は

 新規PCではなく、すでにWLMを利用しているPCの場合は、Windowsユーザーアカウントを新規作成して初回WLM起動させる前に、バックアップしたContactsフォルダーを配置させておけば移行できるはずです。

最後にひとこと

 WLMを初回起動前にバックアップデータを配置しておくのが成功のコツです。さらに下層にあるDBstoreという隠し属性のフォルダーだけをバックアップすると、失敗する可能性が高いです。理由はわかりません。

(2017/01/12追記)Windows Liveメール含むWindows Essentials 2012 スイートのマイクロソフトサポートは 2017 年 1 月 10 日 に終了しました。

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