個人用ファイルを保持してwindows10を初期状態に戻すで消えるデータ

2017/05/05[公開]

 windows10の機能で、「このPCを初期状態に戻す」で個人用ファイルを保持して初期状態に戻した時、ドキュメントやピクチャ,デスクトップのデータはそのまま残って保持されますが、一部特殊な場所に保存していた個人用ファイルが消える可能性があります。顕著な例としては、Windows Liveメールの中身が全部消えます。(これがサポート終了のひとつの原因でしょう。)

 今後、windows10プリインストールPCが増えるにつれ、トラブル発生時に「このPCを初期状態に戻す」の利用頻度が増えていくと思います。操作を実行する前に、注意点を知っていれば、個人用ファイルを思いがけず消してしまう事が避けられるかもしれません。

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残るデータと消えるデータ

 テスト用のファイルとフォルダーを、いろいろな場所に保存した状態で スタートメニュー 設定 更新とセキュリティ 回復→このPCを初期状態に戻す を選び、 さらに「個人用ファイルを保持する」を選択して、データが残っているか消えたかを調べました。

C:\Users\ 消える
C:\Users\[Username] \ 残る
C:\Users\[Username] \ Documents , Pictures , Desktop\ 残る
C:\Users\[Username] \AppData\ 消える
C:\ 残る
C:\Program Files , Program Files (x86)\ 消える
D:\ 残る

 このテストは、あくまで自分で配置しておいたフォルダーやファイルが消えるという結果でしかありません。通常は、このテストで消える場所だった C:\Users の直下や AppData , Program Files に自分でデータを保存することは無いので、だいたい問題ないと言えるのではないでしょうか。

Windows Liveメールに注意

  C:\Users\[Username] \AppData\ 内に個人データを保存するソフトといえば、Windows Liveメールがあります。アドレス帳も送受信メールのデータも AppDataの中に保存されているため、「このPCを初期状態に戻す」を実行したらプログラム自体と一緒にデータが消えてしまいます。

 すでにWindows Liveメールはマイクロソフトのサポートが終了しています。現在でもソフトの利用は可能ですが、このあたりの仕様がwindows10には合っていないため、サポート終了も致し方なしという原因なのかもしれません。

IME ユーザー辞書は残る

 同様に、自分がよく変換につかう単語を登録しているMicrosoft IME ユーザー辞書データも C:\Users\[Username] \AppData\ 内に保存されていますが、こちらの辞書データは残ります。

 Microsoft IMEはwindows標準アプリですので、個人用ファイルを保持して初期状態に戻すとアプリも残っているし、 AppData内のユーザー辞書ツールのデータも残っているということです。

Program Files

  C:\Program Filesもしくは C:\Program Files(x86)に個人データを保存するプログラムも過去にはありました。といってもwindows Me以前の古いプログラムなはずなので、もうほとんど考慮する必要はないでしょう。

複数のWindowsアカウントがある場合

 一台のPCに、複数のwindowsユーザーアカウントがある場合、「個人用ファイルを保持して、このPCを初期状態に戻す」を実行したアカウント以外は消えてしまうのではないか?と不安になります。特に、トラブル時に自動回復モードで立ち上がり、トラブルシューティングから実行した場合、実行するユーザーアカウントを選択する画面が出るので、他のユーザーアカウントはどうなるのかと考えてしまいます。

 結論は、その他のユーザーアカウントも個人用ファイル含めて全て残ります。念のため、管理者アカウント、標準ユーザー、マイクロソフトアカウントの複数アカウントを作成した状態でテストしてみました。

ローカルアカウント(管理者) 残る
ローカルアカウント(標準ユーザー) 残る
マイクロソフトアカウント(標準ユーザー) 残る

消えるプログラム

 windows10プリインストールPCならば、購入時に最初からインストールされていたアプリは残ります。あとから追加したアプリは消えるので、もう一度インストールします。

 windows10アップグレードPCは、購入時にインストールされていたアプリも大半が消えてしまいます。購入時windows7や8だったPCは要注意です。機種によっては、購入時付属アプリの再インストール手順が用意されていない場合もあります。

メーラーに注意

 Windows Liveメールを利用している場合は、事前に AppDataのLiveメールのデータバックアップが必要です。Microsoft Outlookの場合は、ドキュメント内の「Outlookファイル」フォルダーにpstファイルとしてメールデータが残っていますが、Office再インストール後にpstファイルからインポート作業が必要です。

 WEBメールを利用している場合は、データはサーバーにあるので消える心配はありません。

利用頻度が上がるでしょう

 いままでメーカー製PCはメーカー独自のリカバリー機能を用意している場合が多かったですが、windows10プリインストールPCからは、windows10の「このPCを初期状態に戻す」機能を使うのがメーカー公式のリカバリー手順になっている場合が増えています。

 ウイルスに感染した場合を除けば、すべて削除して初期状態に戻すよりも、個人用ファイルを保持して初期状態に戻すを選んだ方が復旧が早いので、今後は利用することが増えるのではないでしょうか。

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