Vistaで2016年6月更新プログラムの確認を時短KB3161664

2016/06/29[公開] 2016/07/10[最終更新]

 Vista搭載PCをリカバリーしたり、再セットアップ後のwindowsアップデートの「更新プログラムの確認」をできるだけ時間短縮する方法です。2016年6月の定例windowsアップデートで状況がまた変わったので、それに対応した内容です。以前記事にしましたKB3145739に追加して、6月の更新プログラムKB3161664を先にインストールすると、6月分長くなっていたのを時間短縮できるようになりました。(それでも一時間以上待ちます)

(2016/06/30追記) この記事を参考にして、一年前からだんだんと遅くなっていた「更新プログラムの確認」を数分にする手順が完成しました。詳しくはコチラをご覧ください。

2016/07/08追記:分散していたWindowsアップデート「更新プログラムの確認」が終わらない対策のまとめ記事をアップしました。最新情報はコチラをご覧ください。

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セキュリティパッチKB3161664

 2016年6月15日に公開された「Windows カーネルモード ドライバー用のセキュリティ更新プログラム(MS16-073)」です。

 6月の定例windowsアップデートの更新の確認も、windows7とVistaで異常に時間がかかっているようで、その定例アップデートに含まれているこのKB3161664を先入れすると時短になるとネット上でも報告が上がっています。

 なぜ他にも更新プログラムがあるのに、KB3161664に時短効果があるのか理由はわかりません。一説にはWin32k.sysを書き換える更新プログラムに共通点アリという噂もあります。

仮想マシンで比較

 まずはVmwareの仮想マシンでKB3145739とKB3161664を単体でインストールしたのと、両方インストールした場合の比較をしてみました。

 結論としては、両方インストールしてから「更新プログラムの確認」をするのが49分と、それぞれ単体でインストールするよりも2倍以上短時間で200個超の更新プログラムが出てくることが確認できました。

初回の「更新プログラムの確認」が終わる時間比較
KB3145739単体229
KB3161664単体114
両方インストール49

実機で確認:84分

 実際にVista Home Premium 32bit搭載PCだったNEC VR970/MGでテストしてみました。結果は84分で更新プログラムが210個見つかりました。前回5月にテストしたのと同じ時間という結果です。

 詳しいテスト内容を書きますと、Core2Quadプロセッサーにメモリ4GBと、Vista時代としてはハイスペックPCだったこの機種で、NECリカバリーディスクでVista SP1に戻してからSP2をスタンドアロンインストール、ネットにつないでIE11をインストール、KB3145739とKB3161664をスタンドアロンインストールして再起動、Windows Updateエージェント7.6.7600.256が自動インストールされた状態で、Windowsアップデートを開き、「更新プログラムの確認」をクリックして、200個超の更新プログラムが出てくるまでの時間を測りました。

リカバリー時の手順変更

 以上のテストの結果、Vistaをリカバリーや再セットアップしたあと、SP2にアップデートしてからKB3145739とKB3161664の両方を先にスタンドアロンインストールして、windowsアップデートの「更新プログラムの確認」をするのが2016年6月時点でのリカバリー後の最善策という結論になりました。以前のコチラの記事もそれに合わせて修正しました。

windows7の場合は

 windows7でも、このKB3161664は「更新プログラムの確認」の時短効果が確認されています。windows7の場合はロールアップ統合パッケージKB3125574と組み合わせると、Vista以上に時間短縮が期待できます。詳しくはコチラをご覧ください。

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