Windows Liveメールのサポート終了によって、メールソフトをOutlookに乗り換えるケースが増えています。Liveメールのアドレス帳をCSVでエクスポートして、Outlookの連絡先にインポートする際に、連絡先に姓と名の名前が上手く移行できずに、メールアドレスだけの連絡先ばかりになってしまうケースが多いです。
そんな時には、Liveメールの名前フィールドを、Outlookの姓フィールドにインポートするとキレイに移行させることができますという内容です。
アドレス帳のエクスポート
Windows Liveメールのアドレス帳を開いてCSVファイルにエクスポートする際に、姓と名の項目は選ばすに、名前とメールアドレスにチェックが入っている状態でエクスポートします。簡単に言うと、「エクスポートするフィールドを選択してください」画面のデフォルトでこの状態になっているので、そのままエクスポートします。

連絡先にインポート
Outlookの連絡先にインポートする際には、フィールドの一致の画面で左の「名前」を右の「姓」までドラッグして、インポートするフィールドの設定を変更してから「完了」をクリックします。

解説
Windows Liveメールの「名前」フィールドをそのままOutlookの「名前」フィールドにインポートすると、日本人の姓名の順番が入れ替わってしまいます。「山田 太郎」の登録が「太郎 山田」になってしまいます。日米で姓名の順番が違うのが原因でしょうか。
そのため、「姓」と「名」のフィールドを含めて移行する方法がありますが、姓と名が空欄で名前フィールドにフルネームが入力されているアドレス帳になっているケースがあります。この場合は、姓と名が空欄であることが優先されて、名前フィールドも空欄になり、表示される名前がメールアドレスになってしまいます。
これは、XPのOutlook Expressや、VistaのWindowsメールのアドレス帳からWindows Liveメールのアドレス帳に移行していた場合などで、このパターンのアドレス帳になっている可能性が高いです。
この内容を反映
以上の可能性を考えると、名前フィールドの表示そのまま、Outlookの姓フィールドにインポートするのが一番きれいに移行することができると考えます。姓と名のフィールドが分かれていないと困る事は、メールソフト内で利用する限りほぼ無いと言えるでしょう。こちらの詳しい移行手順の過去記事の内容を、この内容で更新しました。
ちょうどWindows Liveメールのアドレス帳をOutlookにインポートする時、このブログが目にとまり、お陰様でスムーズに移行出来ました。どうも有り難うございました。
Windows Liveメールのサポートが今年H29年1月に終了し、今回Outlookに移行しました。しかし、以前Outlook 2000等で生じた不具合(添付ファイルが消えたり、winmail.datというファイルに化けて読めない等)がMS社の処方箋では全く解決しなかったことがあり、いまだに不信感は消えません・・・。このブログ、頼りにしています。
メール資産家さん、移行がスムーズにできてよかったです。